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【院長】日本女性医学学会のヘルスケア指導医を拝命いたしました。

このたび、日本女性医学学会のヘルスケア指導医を拝命いたしました。

女性ヘルスケア指導医認定証

 

産婦人科の診療は主に4領域に分かれております。

一つ目は周産期医学 (妊婦健診、分娩、出生前診断など)です。二つ目は生殖内分泌医学 (不妊治療)です。三つ目は婦人科腫瘍学 (子宮がんや卵巣がんの診断、検査、治療など)です。四つ目が女性医学です。

 

日本女性医学学会は、かつては日本更年期医学会と称されておりました。女性医学は、あらゆる世代の女性の健康維持・増進を目的とした学術分野であり、更年期世代に限らず、幅広く包括的に診療することを目指し、2011年に現在の学会名へ改称されました。

 

女性医学は産婦人科領域の四つ目の分野という位置づけではありますが、他の3領域の診療にも大きく関わっております。

 

妊娠中のつわりの軽減、妊娠糖尿病や高血圧の予防・治療、不妊の体質改善、がん治療後の副作用 (抗がん剤投与による食欲不振、倦怠感、吐き気、骨髄抑制など)の軽減、婦人科がんの手術で卵巣摘出を余儀なくされ、卵巣欠落症状 (ホットフラッシュ、不眠、動脈硬化、骨粗しょう症など)をきたした場合の対応、女性アスリートの月経不順や無月経への対応、月経困難症や月経前症候群 (PMS)、更年期症候群への対応、月経移動など、非常に多岐にわたります。その他にも、糖尿病や高血圧、脂質異常症、骨粗しょう症など、内科や整形外科的疾患の診断や治療も行います。

 

当院の院長は出生前診断や遺伝診療、婦人科がん治療の診断・治療経験の豊富な臨床遺伝専門医かつ婦人科腫瘍専門医でもあります。あらゆる年代の女性の様々なお悩み、ニーズに対し、女性医学の観点も交えて包括的な産婦人科医療を提供したいと思います。

 

そのためにも、当院はあらゆる年代の女性のライフステージを見守る「ライフクリニック」として、来院された患者様の毎日にひとつでも多く、 その人らしい笑顔を増していくことを目指して日々の診療に励むことを、開院当初から当院の理念として掲げてきました。

 

日本女性医学学会のヘルスケア指導医として、今後も常に最新・最善の治療法を取り入れ、患者様が納得できる医療を提供できるよう、努めて参ります。

 

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