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【院長】日本医師会の認定産業医を拝命いたしました。

このたび、日本医師会の認定産業医を拝命いたしました。

産業医とは、事業所での労働者の身体・精神の健康管理を専門的に扱う医師のことです。労働安全衛生法で、50人以上の従業員を擁する事業所では、産業医の配置が義務付けられております。

 

産業医の主な役割は、各事業所で労働者が健康かつ快適に働けるように指導や助言を行うことです。

 

労働衛生の3管理と呼ばれる、「作業管理」「作業環境管理」「健康管理」が労働安全衛生上、特に重要視されております。

 

作業時間や業務量の適正化、時間外労働の見直し、粉塵や有機溶剤などの有害物質への暴露軽減を目指した「作業管理」、作業所内の温度・湿度、有害物質の濃度を測定し、適切な労働環境を目指す「作業環境管理」、そして、従業員の健康状態を把握し、健康診断の結果に基づき医療機関への受診勧奨を促すなどの事後措置、メンタルヘルスの相談、長時間労働者への面接指導などの「健康管理」が挙げられます。

 

実際のところ、中高年男性職員に対する高血圧や糖尿病の指導、労働災害による腰痛の管理など、内科的・整形外科的な見地からの助言や指導が多いのが現状です。

月経痛、PMS、更年期障害など女性特有の諸問題に関して、産婦人科的な見地から3管理を担う産業医は、全国的にみてもまだまだ少ないのが現状です。

 

更年期障害による経済損失は、年間約3.4兆円と報告されております。高市首相は、女性特有の疾患について、診療拠点の整備や研究、人材育成等など、女性の健康課題の対応に積極的に取り組むことを所信表明演説で述べられました。また、その診療拠点となる施設として、女性の健康総合センターが近年創設されました。

 

今後、女性の健康管理がますます重要視されると思われます。これからの社会情勢を注視するとともに、私もその一役を担うことができればと思います。

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